• "大和郡山市立地域社会教育施設条例"(/)
ツイート シェア
  1. 大和郡山市議会 2012-03-01
    03月01日-01号


    取得元: 大和郡山市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-07
    平成24年  3月 定例会(第1回)       ◯平成24年第1回大和郡山市議会定例会会議録(第1号)    ───────────────────────────────────          平成24年3月1日 (木曜日) 午前10時8分 開会    ───────────────────────────────────諸  報  告    1. 11・12月分例月出納検査及び定期監査の結果について    2. 大和郡山土地開発公社に関する報告について    3. 財団法人大和郡山文化体育振興公社に関する報告について議 事 日 程 日程第1  会議録署名議員の指名について 日程第2  会期の決定について 日程第3  同意案第1号 副市長の選任について 日程第4  同意案第2号 固定資産評価員の選任について       (日程第3 同意案第1号及び日程第4 同意案第2号は即決) 日程第5  議案第1号  大和郡山市税条例の一部改正について 日程第6  議案第2号  安堵町公共下水道施設を本市住民の使用に供することについて 日程第7  議案第3号  市道路線の認定及び廃止について 日程第8  議案第4号  平成23年度大和郡山一般会計補正予算(第7号)について 日程第9  議案第5号  平成23年度大和郡山住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第              2号)について 日程第10  議案第6号  平成23年度大和郡山介護保険事業特別会計補正予算(第2号)につ              いて 日程第11  平成24年度大和郡山市施政方針について 日程第12  平成24年度大和郡山教育行政方針について 日程第13  議案第7号  大和郡山市印鑑条例の一部改正について 日程第14  議案第8号  大和郡山市教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例の制定              について 日程第15  議案第9号  大和郡山認定こども園条例の一部改正について 日程第16  議案第10号  大和郡山公民館条例の一部改正について 日程第17  議案第11号  大和郡山市営住宅条例の一部改正について 日程第18  議案第12号  大和郡山小規模改良住宅条例の一部改正について 日程第19  議案第13号  大和郡山介護保険条例の一部改正について 日程第20  議案第14号  大和郡山火災予防条例の一部改正について 日程第21  議案第15号  平成24年度大和郡山一般会計予算について 日程第22  議案第16号  平成24年度大和郡山国民健康保険事業特別会計予算について 日程第23  議案第17号  平成24年度大和郡山住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について 日程第24  議案第18号  平成24年度大和郡山公園墓地事業特別会計予算について 日程第25  議案第19号  平成24年度大和郡山介護保険事業特別会計予算について 日程第26  議案第20号  平成24年度大和郡山介護サービス事業特別会計予算について 日程第27  議案第21号  平成24年度大和郡山後期高齢者医療事業特別会計予算について 日程第28  議案第22号  平成24年度大和郡山水道事業会計予算について 日程第29  議案第23号  平成24年度大和郡山下水道事業会計予算について       (日程第5から日程第10及び日程第13から日程第29までは提案理由説明のみ)    ───────────────────────────────────本日の会議に付した事件 議事日程に同じ    ───────────────────────────────────                   出 席 議 員(24名)                          1番  東 川 勇 夫 君                          2番  西 川 健 次 君                          3番  林   浩 史 君                          4番  松 田 みつる 君                          5番  上 田 健 二 君                          6番  福 田 浩 実 君                          7番  村 田 俊太郎 君                          8番  丸 谷 利 一 君                          9番  吉 川 幸 喜 君                          10番  金 銅 成 悟 君                          11番  堀 川  力  君                          12番  尾 口 五 三 君                          13番  高 橋 朋 美 君                          14番  出 口 真 一 君                          15番  田 村  俊  君                          16番  池 田 篤 美 君                          17番  北 門 勇 気 君                          18番  西 川 貴 雄 君                          19番  仲   元 男 君                          20番  乾   充 徳 君                          21番  遊 田 直 秋 君                          22番  辻 本 八 郎 君                          23番  大 垣 良 夫 君                          24番  田 村 雅 勇 君    ───────────────────────────────────                   欠 席 議 員(なし)    ───────────────────────────────────               説明のため出席した者                       市   長  上 田  清  君                副市長兼総務部長事務取扱  吉 村 安 伸 君                       教 育 長  赤 井 繁 夫 君                      市民生活部長  西 本  博  君                   福祉健康づくり部長  森   康 好 君                      産業振興部長  吉 田 昌 義 君                      都市建設部長  矢 舖 健次郎 君                      上下水道部長  角 田 克 之 君                       消 防 長  仲 西 龍 人 君                        教育部長  田 中 利 明 君                        財政課長  八 木 謙 治 君    ───────────────────────────────────                事務局職員出席者                        事務局長  北 森 正 一                       事務局次長  熊 木 俊 行                   議事係長兼調査係長  森   佳 輝    ───────────────────────────────────               午前10時8分 開会 ○議長(西川健次君) ただいまから平成24年第1回大和郡山市議会定例会を開会いたします。    ─────────────────────────────────── ○議長(西川健次君) 市長より招集のあいさつがございます。 上田市長。         (上田 清君登壇) ◎市長(上田清君) おはようございます。本日ここに平成24年第1回大和郡山市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方におかれましては、年度末ということで何かと御多忙のところ御出席いただきまして、厚く御礼を申し上げます。 今定例市議会に提案を申し上げました議案等につきましては、既に皆様のお手元にお配りいたしておりますとおり、同意案2件、条例の一部改正議案等11件、平成23年度一般会計等補正予算案3件及び平成24年度一般会計、特別会計並びに公営企業会計予算案9件でございます。 何とぞ慎重に御審議をいただきまして、それぞれの議案につきまして御議決を賜りますようお願い申し上げ、平成24年第1回大和郡山市議会定例会の招集のあいさつといたします。どうぞよろしくお願いいたします。    ─────────────────────────────────── ○議長(西川健次君) 次に、議会運営委員会の結果を委員長より御報告願います。 10番 金銅議会運営委員会委員長。         (金銅成悟君登壇) ◆議会運営委員会委員長(金銅成悟君) おはようございます。ただいまから議会運営委員会の結果について御報告申し上げます。 今期定例会は、本日から3月19日までの19日間といたします。 本日は、まず諸報告3件があります。次に、日程に入り、日程第1で会議録署名議員の指名、日程第2で会期の決定を行います。続いて、日程第3 同意案第1号及び日程第4 同意案第2号については即決でお願いいたします。なお、日程第4が終わりましたら休憩をお願いいたします。再開後、日程第5 議案第1号から日程第10 議案第6号までの6議案の提案理由の説明を求めます。日程第11で平成24年度大和郡山市施政方針について、日程第12で平成24年度大和郡山教育行政方針についての説明を受けます。次に、日程第13 議案第7号から日程第29 議案第23号までの17議案の提案理由の説明を求めます。 2日は、議案熟読のため、休会いたします。 5日に再開し、日程第1で施政方針及び教育行政方針に対する質疑を行います。日程第2で議案第1号から議案第14号までの14議案に対する質疑の後、各委員会に付託をいたします。日程第3で議案第15号から議案第23号までの9議案に対する質疑の後、予算特別委員会を設置し、同委員会へ付託をいたします。 3月6日から14日までは、本会議を休会し、各常任委員会及び特別委員会を開会いたします。 15日と16日は、一般質問を行います。 19日の最終日は、日程第1で議案第1号から議案第23号までの23議案に対する各委員長報告について、質疑、討論、表決を行います。 本定例会の会期及び議事日程並びに委員会招集日表議案付託表につきましては、お手元に配付されているとおりでございます。議員各位におかれましては、よろしく御協力のほどをお願いいたしまして、報告を終わります。    ─────────────────────────────────── ○議長(西川健次君) これより本日の会議を開きます。    ─────────────────────────────────── ○議長(西川健次君) ただいまの出席議員数は24名であります。    ─────────────────────────────────── ○議長(西川健次君) 諸報告に入ります。 11・12月分例月出納検査及び定期監査の結果については、既に皆様のお手元に御配付申し上げております。    ─────────────────────────────────── ○議長(西川健次君) 次に、大和郡山土地開発公社に関する報告について、御質疑ありませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(西川健次君) 御質疑がないようでありますので、本件についてはこの程度で打ち切ります。    ─────────────────────────────────── ○議長(西川健次君) 次に、財団法人大和郡山文化体育振興公社に関する報告について、御質疑ありませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(西川健次君) 御質疑がないようでありますので、本件についてはこの程度で打ち切ります。    ─────────────────────────────────── ○議長(西川健次君) これより日程に入ります。    ─────────────────────────────────── ○議長(西川健次君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員を会議規則第81条の規定により、議長より指名いたします。              9番 吉川幸喜君              14番 出口真一君 以上2議員の方にお願いします。    ─────────────────────────────────── ○議長(西川健次君) 日程第2 会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は、本日から3月19日までの19日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(西川健次君) 御異議なしと認めます。 よって会期は19日間と決定いたしました。 なお、本定例会の会期及び議事日程並びに委員会招集の内容につきましては、皆さんのお手元に配付いたしておりますから、御清覧おき願います。    ─────────────────────────────────── ○議長(西川健次君) 日程第3 同意案第1号及び日程第4 同意案第2号の2議案を一括議題といたします。 朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。 市長。         (上田 清君登壇) ◎市長(上田清君) 日程第3 同意案第1号 副市長の選任について御説明申し上げます。 平成24年2月29日付水野敏正副市長の退職に伴い、その後任として吉村安伸氏を選任しようとするものでございます。 氏は、昭和49年4月に本市に採用され、財政課長、議会事務局長等を経て本年2月に総務部長として退職されるまでのおよそ38年間、本市行政に従事され、市政を取り巻くさまざまな課題の解決に尽力してこられた方でございます。 近年、長引く景気低迷や高齢化社会の到来と相まって、地方自治体は厳しい行財政運営を迫られております。一方、地方分権の推進に伴い、その果たすべき役割は今後ますます多様かつ重要になるものと考えます。豊富な実務経験とすぐれた行政手腕を備えられた氏は、本市副市長としてまことに適任であると考えまして、地方自治法第 162条の規定により議会の同意をいただこうとするものでございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。 日程第4 同意案第2号 固定資産評価員の選任について御説明を申し上げます。 平成24年2月29日付水野敏正固定資産評価員の退職に伴い、その後任として吉村安伸氏を選任しようとするものでございます。 近年の厳しい社会経済情勢を反映し、市民の固定資産税への関心はこれまで以上に高くなっております。行政事務全般に精通され、すぐれた人格、識見を備えられた氏は、固定資産評価員としてまことに適任であると考えました。副市長の任と兼ねて選任いたしたく、地方税法第 404条第2項の規定により議会の同意をいただこうとするものでございます。何とぞよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(西川健次君) ただいま提案理由の説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 御質疑ありませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり)
    ○議長(西川健次君) 御質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 討論を省略し、直ちに採決に入るに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(西川健次君) 御異議なしと認めます。 よって、これより採決に入ります。 同意案第1号 副市長の選任について、同意することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(西川健次君) 御異議なしと認めます。 よって同意案第1号は同意することに決しました。 次に、同意案第2号 固定資産評価員の選任について、同意することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(西川健次君) 御異議なしと認めます。 よって同意案第2号は同意することに決しました。 この際、暫時休憩いたします。               午前10時18分 休憩               午前10時25分 再開 ○議長(西川健次君) 休憩前に引き続き会議を開きます。    ─────────────────────────────────── ○議長(西川健次君) 日程第5 議案第1号から日程第10 議案第6号までの6議案を一括議題といたします。 朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。 吉村副市長。         (吉村安伸君登壇) ◎副市長兼総務部長事務取扱(吉村安伸君) ただいま上程いただきましてありがとうございます。 それでは、6議案の提案の説明を申し上げます。 日程第5 議案第1号 大和郡山市税条例の一部改正について御説明申し上げます。 本案につきましては、地方税法等の一部改正に伴い所要の改正を行うものでございます。 主な内容といたしましては、まず第1点目としまして、県たばこ税の一部が市に税源移譲されることに伴い、市たばこ税の税率について、現行の 1,000本につき「 4,618円」から「 5,262円」に改めますとともに、いわゆる旧三級品たばこに関しましても同様の改正を行うものでございます。なお、県たばこ税の税率において引き下げが行われるため、地方たばこ税全体としては改正前と同率になるものでございます。 第2点目としまして、個人市民税の分離課税に係る退職所得の所得割について、これまで設けられておりました10%の税額控除の特例を廃止するものでございます。 第3点目としまして、個人市民税の均等割の税率につきまして、平成26年度から平成35年度までの10年間の措置として本則に定める額 500円を加算した額とするものでございます。 その他、法施行規則の一部改正に伴う引用条項の整理、文言の整理等を行うものでございます。 なお、この条例は公布の日から施行するものですが、分離課税に係る所得割の額の特例等の部分につきましては平成25年1月1日から、たばこ税の税率に関する部分につきましては平成25年4月1日から、それぞれ施行いたすものでございます。 次に、日程第6 議案第2号でございます。安堵町公共下水道施設を本市住民の使用に供することについて御説明申し上げます。 本案につきましては、本市椎木町の一部の区域の汚水等について、安堵町が設置します竜田川第18処理分区の下水道施設に流入させようとするものでございますが、本件は地方自治法第 244条の3第2項に規定する他の地方公共団体の公の施設を本市住民の利用に供することに該当することとなります。今般、安堵町との協議の結果、協定の条件が整いましたことから、これを締結することにつきまして同条第3項の規定により議会の議決をいただこうとするものでございます。 なお、当該区域は安堵町小泉苑団地に隣接し、下水道施設を埋設する道路の始点と終点がいずれも安堵町につながっておりますことから、本市の下水道施設への接続は非常に困難な状況にあり、当該区域住民の生活環境の早期向上を図りますとともに下水道整備の効率化の観点から、安堵町の下水道施設を利用しようとするものでございます。 また、安堵町下水道施設維持管理等に要する経費の負担につきましては、その都度協議するものでございます。 日程第7 議案第3号 市道路線の認定及び廃止について御説明申し上げます。 まず、番号1の認定する路線でございますが、南郡山町地内線が1路線、椎木町地内線が1路線、小泉町地内線が2路線の計4路線で、いずれも都市計画法に基づき市に帰属した道路を認定しようとするものでございます。 次に、番号2の一部を廃止する路線でございますが、県道大和郡山環状線の整備に伴い生じました県道路線との重複を解消するため、城小泉線の一部の認定を廃止しようとするものでございます。 日程第8 議案第4号 平成23年度大和郡山一般会計補正予算(第7号)について御説明申し上げます。 歳入歳出予算にそれぞれ4億 7,006万 6,000円を増額し、歳入歳出予算の総額を 301億 5,618万 5,000円とするものでございます。 次に、繰越明許費の補正でございます。衛生費の清浄会館進入路整備事業農林水産業費農業体質強化基盤整備促進事業県営ため池整備事業、消防費の消防救急デジタル無線整備事業につきましては、それぞれ年度内の完了が見込めないため、翌年度へ繰り越し措置するものでございます。 さらに、債務負担行為の補正でございますが、郡山南小学校校舎借り上げを新たに追加するものでございます。 続きまして、地方債の補正でございます。土地改良事業債を新たに追加し、消防施設整備事業債の限度額を増額するものでございます。 それでは、歳出より御説明申し上げます。 第2款 総務費は2億 1,979万 3,000円の増額補正でございます。その内訳は、第1項 総務管理費、第1目 一般管理費におきまして退職者の増により退職手当等で1億 1,979万 3,000円と、第12目 諸費におきまして住宅新築資金等貸付事業特別会計繰出金1億円を増額補正いたすものでございます。 第3款 民生費は、第1項 社会福祉費、第1目 社会福祉総務費におきまして介護保険事業特別会計繰出金 3,583万 7,000円を増額補正いたすものでございます。 第4款 衛生費は 950万円の増額補正でございます。これは、第1項 保健衛生費、第5目 環境衛生費におきまして清浄会館管理運営に係る経費 150万円と、清浄会館進入路整備事業で補助内示の変更等に伴いまして 800万円をそれぞれ増額補正いたすものでございます。 第6款 農林水産業費は、第1項 農業費、第4目 農地費におきまして国の補正に伴う新規の補助内示により2億 180万円を増額補正いたすものでございます。 第9款 消防費は、第1項 消防費、第1目 常備消防費におきまして消防救急デジタル無線整備に要する経費 313万 6,000円を増額補正いたすものでございます。 次に、歳入についてでございます。 歳出に対する特定財源としまして、第12款 分担金及び負担金で 4,220万円、第14款 国庫支出金で 154万 5,000円、第15款 県支出金で1億 934万円をそれぞれ増額いたし、第18款 繰入金において、さきの定例会にて可決いただき減債基金へ積み立てた1億円を繰り入れいたすものでございます。 また、第21款 市債において、各事業に充当する財源といたしまして 5,330万円を増額いたし、不足する財源につきましては前年度繰越金によって補い、収支の均衡を図っております。 日程第9 議案第5号 平成23年度大和郡山住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。 この補正は、さきの定例会にて可決いただき、一般会計から減債基金に積み立ていたしました1億円を本特別会計に繰り入れいたすもので、第2款 諸収入において回収管理組合返戻金を1億円減額し、第1款 一般会計繰入金を1億円増額補正いたすものでございます。 日程第10 議案第6号です。平成23年度大和郡山介護保険事業特別会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。 歳入歳出予算にそれぞれ 3,583万 7,000円を増額し、歳入歳出予算の総額を55億 3,164万 1,000円とするものでございます。 今回の補正は、第1款 総務費、第1項 総務管理費、第1目 一般管理費におきまして住民基本台帳法改正と平成24年度介護保険制度改正に伴う電算システムの改良経費を増額補正するものでございます。 なお、この事業につきましては、年度内の完了が見込めないため翌年度へ繰越措置するものでございます。 また、歳入につきましては、一般会計よりの繰入金を増額補正することにより、収支の均衡を図っております。 以上でございます。何とぞよろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(西川健次君) ただいま提案理由の説明が終わりました。    ─────────────────────────────────── ○議長(西川健次君) 日程第11 平成24年度大和郡山市施政方針を求めます。 上田市長。         (上田 清君登壇) ◎市長(上田清君) 本日、ここに平成24年第1回定例市議会の開会に当たり、私の市政運営に関する所信を申し上げ、議員各位を初め、市民の皆様の御理解を賜りたいと存じます。 まず初めに、施政方針演説に先立ちまして、昨年の東日本大震災並びに紀伊半島大水害によりお亡くなりになられた方々に対しまして、謹んで哀悼の意を表します。また、被災されました皆様方に心からお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復旧・復興を心から願うものであります。 本市も、災害発生直後から職員を被災地に派遣して救助活動や給水活動を行うとともに、災害物資や義援金による支援などを行ってまいりました。また、宮城県東松島市や奈良県南部地域へは、長期的な職員派遣による人的支援も続けてきたところであり、その貴重な経験を今後の本市の防災活動にも生かしていきたいと考えています。これからも、奈良県など関係機関と連携しながら、継続的にできる限りの支援を行ってまいります。 なお、引き続き県南部の復旧・復興を支援するため、本日付で職員を1名、1カ月の予定で奈良県へ派遣をいたしました。 さて、我が国の経済状況を見渡しますと、いまだにデフレから脱却できず景気動向や雇用情勢に不安を抱える中、急速な円高が進行し、経済な先行きは一層不透明な状況に陥っております。 このような状況の中で、平成24年度における本市の財政状況を見ますと、歳入の根幹である市税収入において、法人市民税が企業業績の回復の立ちおくれから依然低い水準でしか見込めない上、固定資産税が3年ごとの評価替えにより減収となるため、市税総額は4年連続で落ち込み、昭和63年度以来の 120億円を割り込む予算額となっています。 一方、歳出におきましては、職員給与削減の継続などにより人件費総額は減少するものの、増大する福祉や保健、医療ニーズに対応するための社会保障関係経費が大幅増となっており、依然として厳しい状況となっています。 そのため、地方財政計画を踏まえ、臨時財政対策債を発行するとともに、土地開発基金及び都市計画事業整備基金を取り崩すことにより、事業の執行に必要な一般財源の確保を図ったところでありますが、それでもなお財源不足を解消できないため、財政調整基金を1億 3,200万円繰り入れることによりまして収支の均衡を図っております。 このたび提案いたします平成24年度各会計の予算は、このような本市の厳しい財政状況の中で、市民だれもが安心して生活することができるための取り組みを最優先に計上するとともに、未来への投資として必要なものは思い切って予算化するなど、財源の重点的かつ効率的配分に努めたところでございます。 その結果、予算規模については、一般会計 280億 6,000万円、特別会計 171億 4,355万 3,000円、公営企業会計72億 9,637万 1,000円、全会計総計では 524億 9,992万 4,000円となったところでございます。 一般会計につきましては、対前年度比 2.5%減のマイナス予算を編成いたしましたが、これは、給食センター第2整備事業を平成24年度から新たに予算措置した反面、前年度計上していました土地開発公社経営健全化に伴う国道24号線沿線用地買い戻し事業がなくなったことなどが、その主な理由でございます。 それでは、諸事業及び重点施策につきまして、新規事業を中心に、第3次総合計画の5つの体系によりまして、順次御説明申し上げます。 第1章 協働のまち。 まず初めに、“協働のまち”についてでございます。 市民と行政がともに参加、参画する地域づくりを進めてまいります。 平成24年度より、教育委員会所管のスポーツ施策を市長部局に移管し、地域振興等の関連施策との一体的な展開を図る中で、魅力的な地域づくりをより強力に推進してまいります。 また、男女共同参画社会の実現を目指して策定委員会を立ち上げ、第三期大和郡山市女性行動計画策定に向けての準備を進め、男女で支え合うしあわせで生きがいのあるまちづくりに取り組みます。 市民の自発的なアイデアに基づいて、まちづくりに主体的に参加するための仕組みとしての「まちづくりアイデアサポート事業」や、高齢者を初めとする多くの市民の社会進出を促し、市民と社会とをつなぐ「コミュニティバス運行事業」を引き続き進めてまいります。 健全な行財政運営の取り組みでは、入札制度改革の一環として、インターネットを利用した電子入札システムを導入いたします。これは、奈良県の電子入札システムを市町村が共同利用するもので、県内では奈良市・生駒市・広陵町に続く4番目となります。導入のメリットとして、透明性・公平性が確保できるとともに、競争性が高まり、入札業務の効率化が図られることにより、一層の公共工事のコスト縮減が期待できます。 また、懸案事項である土地開発公社の経営健全化につきましては、平成23年度末で簿価が62億円まで減少し、経営健全化計画を1年前倒しで達成できる見込みでございます。しかしながら、計画終了後の残簿価の処理につきましては、さまざまな課題が横たわっており、昨年7月に外部有識者による経営検討委員会を立ち上げ、公社の存廃を含めた抜本的な経営方針の見直し及び経営改善策の検討を重ねているところでございます。 第2章 産業・環境。 続きまして、“産業・環境”についてでございます。 元気な産業が育ち、豊かな自然や歴史・文化を守り生かしていくまちづくりを進めます。 平成24年度より2つの新たな助成事業に取り組みます。 一つは、住宅リフォーム助成事業でございます。これは、地域経済の活性化を図るため、市内事業者に依頼して行う個人住宅のリフォーム工事費用の一定額を市商工会商品券で補助する事業であり、市内事業者の経済対策とあわせて住環境の整備を進めるものでございます。 もう一つは、住宅用太陽光発電システム設置補助事業でございます。地球温暖化の原因となる温室効果ガスの削減を図るため、また、今回の東日本大震災によって、国においてエネルギー基本計画の見直しが進められていることから、これまでのライフスタイルを見詰め直し、省エネルギーの実践を啓発するとともに、市内の住宅における太陽光発電システムの設置に対し支援を行うことで、自然エネルギーの有効利用を促進してまいります。 さらに、環境問題の取り組みといたしまして、幼稚園、小学校及び中学校の旧型の蛍光灯器具すべてについて、電力消費の少ない高効率の省エネルギー型に取りかえし、電力消費量の削減に努めます。これにより、電力コストが削減されるだけではなく、温室効果ガスの削減も図ることができ、あわせて児童生徒の環境意識の高揚にもつながるように取り組んでまいります。 観光では、本市の「お城」と「金魚」という先人から引き継いだ大きな財産を生かした効果的な施策を展開してまいります。平成24年度は、そうした取り組みの一つとして「城下町-大和郡山 再発見クローズアップ事業」を行います。今なお城下町の風情、情緒が残る町並みが随所に見られ、歴史的、文化的にも趣深い社寺仏閣が数多く点在している箱本十三町や洞泉町周辺におきまして、日本三大稲荷の一つにも数えられる源九郎稲荷神社や旧川本邸を拠点とした城下町回廊イベントなど、魅力的な空間を舞台にしたさまざまな取り組みを進めてまいります。 また、本市特有の歴史性、町並みの雰囲気を大切にした統一的な城下町案内板「城下町サイン」の設置にも継続的に取り組み、市内観光に訪れる方に、城下町の魅力を広く発信するとともに、電動アシスト自転車の活用にも引き続き取り組んでまいります。 農業では、農業基盤整備のための土地改良事業と老朽化した白土下池の堤等の整備について引き続き進めるとともに、最近、新たな課題となってきたイノシシやアライグマなどの被害に対しては、情報を収集に努めるとともに、改めて関係団体との連携を密にし、日常生活における安全の確保と農作物被害の防止に努めてまいります。 第3章 子育て・教育。 続きまして、“子育て・教育”についてでございます。 大和郡山市が子育てしやすいまちとなるよう、また次代(あす)を担う子供たちが健やかに育っていくよう、子育て支援策や安全・快適な教育環境の充実に努めます。 児童生徒の安全を第一に考え、小中学校の耐震補強事業を最優先したために先送りをしておりました、学校給食センター第2整備事業を平成24年度から進めてまいります。 現在、本市の学校給食につきましては、矢田センターと片桐センターの2センター方式による小学校給食を実施いたしております。そのうちの片桐センターにつきましては、昭和40年に供用を開始した施設で施設の老朽化、狭隘化も著しく、最新の衛生管理基準への対応もあり、早急な施設の更新が必要となり、新たな学校給食センターの整備に着手いたします。さらに、新センターの完成にあわせて、市議会、市PTAを初め、多くの市民の皆様から御要望いただいておりました中学校給食の完全実施を行います。成長期にある中学生に、安全で栄養バランスに配慮した食事を提供することにより、健康増進を図るとともに、健全な食習慣を身につけ、みずからの健康を管理できるようにする食育の推進を図ります。 新センターにつきましては、当初は平和地区に建設予定でございましたが、中学校給食の完全実施に伴い用地面積が不足するため、市道南廻り線沿線の市有地及び土地開発公社保有地に建設をいたします。平成24年度には設計と土地開発公社からの用地買い戻しについての予算措置をいたし、平成25、26年度の2カ年で建設工事を実施する予定でございます。平成27年4月1日の供用開始を目指して進めてまいります。 さらに、子供たちの学校生活をサポートするために、不登校対策指導員、スクールカウンセラーの配置、特別に配慮を要する子供に対応する特別支援教育支援員、英語指導助手(ALT)、日本語指導講師などへの人的支援も行い、子供たちが笑顔で元気に学べる環境を整えてまいります。 次に、放課後児童の健全育成を図る学童保育所につきましては、市内11小学校区すべてにつきまして、一応の整備が完了しているところですが、マンション建設等の要因で児童数が増加している郡山南学童保育所につきまして、学校敷地内で増設を行い、さらなる学童保育の充実に努めてまいります。平成24年度に設計、平成25年度に建設を行う予定であり、仕事と子育ての両立支援に取り組んでまいります。 また、子育て家庭の経済的負担の軽減と、同乗する幼児の安全を確保するため、新たな子育て支援の取り組みとして平成23年度から始めました幼児2人同乗用自転車の購入費の一部助成制度につきましては、好評をいただいており、継続して実施いたします。 第4章 安全・快適。 続きまして、“安全・快適”についてでございます。 安全が守られ、安心して、便利で快適に暮らせるまちづくりを進めます。 まず、安心・安全なまちづくりについてでございます。 さきの未曾有の東日本大震災を教訓として、大震災発生時に、復旧作業を含め、最優先に行うべき業務を事前に定め、早期の事業復旧を図るための業務継続計画(BCP)を策定いたします。また、本市の地域防災計画の震災時の対応に課題がないかを検証し、見直しを行うとともに、災害時の避難場所等を周知するための防災マップにつきましても、前回作成時以降の新たな情報等に更新し、全戸配布いたします。情報の更新、共有は継続的に行っていかなければならないと考えているところでございます。 さらに、災害時に、高齢者や障害のある方など要援護者への支援が円滑に行えるよう、被災者支援システムを活用し、地域との連携を一層強化した災害時要援護者避難支援制度の整備を進めてまいります。 また、本市の災害時の緊急輸送道路に指定されている市道城廻り線には、JR関西本線をまたぐ城廻り跨線橋と佐保川をまたぐ羅城門橋がございます。この2つの橋梁について、地震災害による落橋を未然に防ぎ、緊急輸送路等を確保するための耐震補強工事に着手し、地震発生時の被害を最小限に食いとめるよう努めてまいります。 民間既存木造住宅の耐震診断及び耐震改修に対する補助につきましては、各補助制度の普及促進を図ることにより、耐震化を促進いたします。 近年、極地的な集中豪雨が頻発し、各地で大きな浸水被害に見舞われています。本市におきましても、下三橋・平和団地地区の内水排除を主とした治水対策事業を推進してまいります。 地域防災力のかなめである消防分団につきまして、消防ポンプ車両2台を更新配備するとともに、昭和10年建築の矢田分団詰所及び納庫の建てかえを行い、地域消防体制の充実・強化を図ります。 次に、快適な暮らしの実現への取り組みについてでございます。 本市の伝統的な町並みや地域の魅力を保ちながら、都市基盤の整備や交通網の整備を図り、生活の快適性・利便性を高めてまいります。 平成24年度より、将来のまちづくりの基盤となる都市計画道路の見直しに取りかかります。本市の都市計画道路は28路線ございますが、今なお、事業に着手していないいわゆる未着手路線や区間が残っており、さまざまな課題を抱えています。また、計画当時からは、人口減少や少子高齢社会の進展等、都市を取り巻く社会経済状況も大きく変化しており、このような状況も踏まえ、将来における本市の都市計画道路についての検討を行い、見直しを進めてまいります。 また、平成22年度より着手いたしておりますJR郡山駅公団前から県道奈良郡山斑鳩線へとつなぐ延長 250メートルの街路を新設整備する城廻り線整備事業につきましては、平成23年度の測量設計・建物調査等に引き続き、平成24年度は用地買収等を進めてまいります。 平成25年度に供用開始予定の西名阪自動車道と京奈和自動車道を結ぶ大和郡山ジャンクションの整備にあわせて、円滑な交通の流れと地域の方々の交通安全の確保を図るためのバイパス道路となる市道伊豆七条高野線道路新設事業につきましては、平成23年度の予備設計に引き続き、平成24年度は現況測量を進めてまいります。 市道田中西田中線道路拡幅事業、市道九条出口線道路拡幅事業、(仮称)稗田高野線道路新設事業及び清浄会館進入路整備事業につきましては、それぞれ整備を進めてまいります。 公営住宅建設事業につきましては、南谷住宅及び霞ヶ丘住宅の建てかえを進め、安心して便利で快適に暮らせる住環境の整備に努めてまいります。 次に、上下水道事業についてでございます。 水道事業につきましては、浄水施設整備事業や、老朽配水管の布設がえなどを実施いたし、安全で良質な水の安定的な供給に努めてまいります。 下水道事業につきましては、平成24年度は、市内10工区において管渠整備を進めてまいります。また、下水道経営の健全化と経営基盤の強化を図るために、本年4月1日から下水道使用料を改定させていただくことになりました。これからも、下水道事業の効率化をさらに推進し、快適な生活環境の確保に努めてまいります。 第5章 健康・福祉・生きがいづくり。 最後に、“健康・福祉・生きがいづくり”についてでございます。 だれもが、生き生きと元気で暮らしていけるまちづくりを進めます。 まず、古事記1300年紀事業でございます。 昨年3月、東北を襲った東日本大震災では、過去の災害から語り継がれてきたことや、言い伝えられてきたことが多くの命を救いました。知恵や経験、歴史や文化を語り継ぐことの大切さが今、改めて問われようとしています。折しも本年、平成24(2012)年は、本市出身の稗田阿礼が編さんに携わった『古事記』が完成してから1300年目を迎えます。『語り部』阿礼が、そのすぐれた記憶力により語り継いだ壮大な物語は、古代人のさまざまな思いを積み込みながら受け継がれてまいりました。阿礼が残した偉業『語ること、語り継ぐこと』の大切さを全国に発信するとともに、『古事記』のすばらしさを多くの人に知ってもらい、ここ大和郡山市がそんな『古事記』の発祥の地であることを地域の誇りとし、まちの魅力の再発見となることを目指して、「人間ってすごいじゃないか。語り継ごうよ、語り部の里から。」をテーマに、当世語り部口座、ふるさと語り部エッセイの募集、市民劇団「古事語り部座」の公演、「古事記と宇宙」のシンポジウム、語り部ウォーク等々、さまざまな事業を展開してまいります。 さらに、『語り部の里』大和郡山市から語り継ぐことの大切さを発信する取り組みの一つとして、明治から昭和にかけて本市に居住し、「大和の水木か、水木の大和か」と言われた偉大な研究者、文人である水木要太郎氏の偉業を見直し、広く顕彰していくために、『水木十五堂賞』を創設いたします。歴史、伝統文化、自然などさまざまな分野において、幅広い資料の収集を行うとともに、現代の「語り部」あるいは「生き字引」にふさわしい博識をもって社会に貢献してきた方々を表彰してまいりたいと考えています。 次に、福祉・健康づくりについてでございます。 「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」(いわゆる「バリアフリー新法」)の内容を踏まえ、近鉄郡山駅・JR郡山駅周辺の徒歩圏を対象とした地区について、バリアフリー基本構想に伴う特定事業計画の策定を進めてまいります。すべての人が安全に安心して暮らせる活気のあるまち、互いに助け合う温かな心配りのあるまちをつくり上げるため、市民・事業者・行政が互いに協働して、ハード面とソフト面の両方の取り組みをバランスよく推進してまいります。 障害者福祉では、平成24年度から、障害のある方とその御家族が安心して豊かな生活が送れるように、障害のある方を一時的にお預かりし、介護者の負担を軽減するレスパイトサービス事業に取り組んでまいります。 保健予防では、保健センターを中心に、14回の公費助成を行う妊婦健診事業やがん検診推進事業などの各種保健事業を実施してまいります。また、平成23年度より始めました子宮頸がんワクチン、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンの予防接種についても公費助成を継続してまいります。 国民健康保険事業では、昨今の景気動向もあり、引き続き非常に厳しい財政運営を迫られているところでございます。そのため、保険税の収納率向上に努め、歳入の確保を図るとともに、保険事業の積極的な展開により医療費の適正化対策を行い、持続可能な事業運営に努めてまいります。 介護保険事業では、今後も保険給付の適正化を推進し、健全な事業運営を行ってまいります。新年度は、平成24年度から平成26年度までの第5期介護保険事業計画の初年度となっております。第5期における介護保険料に関しましては、低所得者対策として、保険料段階を現行の9段階から10段階へと段階の弾力化を図るとともに、介護保険事業の円滑な運営に努めてまいります。 以上、施策体系により、諸事業及び重点施策について御説明を申し上げました。 さて、本年6月末には、西名阪自動車道の「大和まほろばスマートインターチェンジ」が部分供用を開始する予定でございます。郡山インターチェンジと法隆寺インターチェンジの間に位置し、大和中央道に直結する同インターチェンジの近くには、県内最大の工業団地である昭和工業団地があり、企業立地の促進や経済活性化、雇用拡大への期待もかかるところでございますが、これを契機に、近隣の安堵町や川西町の工業団地や町当局とも連携し、県の支援もいただきながら、仮称ではありますが、“大和まほろば工業ゾーン”といった形でイメージアップ、グレードアップを図っていきたいと考えております。 また、それに引き続き、大和郡山ジャンクションや県道城廻り線と近鉄橿原線の地下立体交差化など、本市の利便性を高めるインフラ整備も本格化してまいります。今後は、こうした本市の代表的な強みである交通利便性を活かしながら、市内の商工業、農産業、観光など関連産業の活性化につなげていき、地域の経済に活力が満ちてくるように取り組んでまいります。 さらに、昨年12月の市議会において決議をいただきましたリニア中央新幹線の中間駅についてでありますが、公共交通面では現状はもちろん、将来的にも京奈和自動車道を含め、中間駅の設置に関して県内屈指の立地条件を有する本市の特性を大いに生かすとともに、広くは紀伊半島をも視野に入れた空間的な広がりや、歴史的な環境、つながりを踏まえた、未来に夢を持つことのできる提案を目指し、積極的に取り組んでまいりますので、議員各位の御支援、御協力をお願い申し上げます。 最後になりますが、議員各位を初め、市民の皆様の御支援、御協力を重ねてお願い申し上げ、平成24年度の施政方針とさせていただきます。ありがとうございました。    ─────────────────────────────────── ○議長(西川健次君) 日程第12 平成24年度大和郡山教育行政方針を求めます。 赤井教育長。         (赤井繁夫君登壇) ◎教育長(赤井繁夫君) 本日、ここに平成24年第1回定例市議会の開会に当たり、本市の平成24年度教育行政方針を申し述べ、御審議の参考に供したいと存じます。 私たちのまち『大和郡山市』が、魅力あふれるまちに発展するための基盤は「人づくり」であり、新しい時代を切り開く、心豊かでたくましい市民の育成が、教育の最大の使命であると認識しております。 本市においては、人間尊重の精神に基づき、調和のとれた民主的な社会の形成者として、豊かな人間性と創造性を備えた人材を育成する教育を推進してまいります。 また、不登校や問題行動等生徒指導上の諸問題につきましては、学校・家庭・地域社会及び関係機関等の緊密な連携・協力を図りながら、きめ細かな支援と指導に努めてまいります。 大和郡山市の輝く未来の実現に向けて、本市の教育目標である「“自然と郷土を愛し、豊かな人間性を培い、心身ともにたくましく、新しい文化を創造して、国際社会に生きる市民”の育成」を目指し、生涯を通じて学び、成長することができる生涯学習を推進するまちづくりの諸施策を進めてまいります。 第1に、園・学校教育の充実であります。 一人一人の人格の完成を目指すという教育の目的を達成するために、園・学校の総合連携を密にし、12年間の子供の学びの連続性に配慮した体系的な教育を実現し、知・徳・体の調和がとれ、変化の激しい時代をたくましく生きていくための基礎的な力をはぐくみ、生涯にわたって自己実現を目指す自立した人間を育てることが極めて重要であります。 平成24年度からは、特色ある学校教育の構築と過疎地域の活性化を図る目的のもと、大和郡山市立治道小学校にて小規模特認校制度を導入し、小規模校であることの教育的優位性を最大限に生かした数々の取り組み、隣接する治道認定こども園との連携、地域の教育力を生かした総合学習などを一層充実させてまいります。 昨年度より、新学習指導要領の実施に伴う授業実数の増加に当たり、子供たちがつまづきやすい内容の確実な習得を図るための繰り返し学習や、知識・技能を活用する学習を行う時間の充実を図っています。 さらには、全国学力・学習状況調査等の結果を踏まえ、基礎的・基本的な知識・技能の習得と、思考力・判断力・表現力等をはぐくむことを目指します。 「わかる・できる授業」づくりを目指し、校内研修を充実させるとともに、ティーム・ティーチングや少人数指導、補充的・発展的な指導など、個に応じた指導方法の工夫・改善を図ってまいります。 近年、いじめや不登校などの大きな課題があり、子供たちが、主体的にみずからの生き方を切り開いていくための力や仲間とともに支え合って生きていく力を身につけることは極めて重要であります。そのため、自然体験、社会体験、ボランティア活動などのさまざまな体験活動を通して、自己の生き方を考えさせる指導を推進するとともに、子供の発達段階に即したキャリア教育を充実し、望ましい職業観や勤労観の育成、そして、たくましく生きるための健康・体力など「生きる力」を育成してまいります。 また、道徳性や基本的な生活習慣、規範意識を身につける指導の充実を図るとともに、家庭との連携を深めながら、人間としての生き方・あり方について自覚を深め、子供たちの内面に根差した教育を推進するとともに、教職員と子供たちとの人間的触れ合いを大切にし、園・学校の生徒指導体制や教育専門相談員・スクールカウンセラーなど教育相談体制の充実を図ってまいります。 一方、教育上特別の支援を必要とする幼児児童生徒に対し、一人一人の教育的ニーズを把握し、その持てる力を高め、生活や学習上の困難を改善または克服するなど適切な指導ができるように、特別支援教育支援員などを派遣し、必要な支援を行います。 また、不登校の取り組みについては、学習の場となる学科指導教室「ASU」及び心理的支援の場となる「ASUカウンセリングステーション」における、社会的自立を目指した不登校対策総合プログラムを一層充実させてまいります。 また、外国語教育において、外国語指導助手を積極的に活用し、中学校における外国語教育の充実を一層図るとともに、小学校においては、新学習指導要領の完全実施に伴う高学年での外国語活動等で、コミュニケーションすることの楽しさを知るとともに、言語や文化になれ親しむことができる指導をさらに充実してまいります。 昨今の情報化に対応するため、平成22年度に小中学校のパーソナルコンピューターを新機種へ移行しました。コンピューターの多様な活用を通して、子供たちの興味・関心や学ぶ意欲を高め、主体的に学ぶ態度を育成するとともに、適切な情報を選択し活用できる判断力や情報モラル・マナーを身につけるさらなる充実を図ってまいります。 さらに、豊かな学びを創造するため、小中学校での読書活動を推進するとともに、市立図書館との連携のもと、子供たちが読書に親しむ機会の拡充を図るとともに、奈良教育大学・奈良女子大学・天理大学・奈良工業高等専門学校との学市連携により、学生や地域人材による子供たちへの学習や心理的な支援、また、科学的な物の見方や考え方の育成など、園・学校が行うきめ細かな教育活動の一層の充実を目指します。 教育活動の目標や学校運営の状況については、学校評価などを適切に実施するとともに、積極的な情報の提供に努め、家庭や地域・関係機関との連携を一層深めながら、家庭・地域と園・学校が「子どもたちを自立した社会人に育てる」という共通の目標に向け努力しながら、「家庭や地域に開かれ、魅力があり、信頼される学校づくり」を推進してまいります。 市内幼稚園においては、3年保育を通して発達や学びの連続性を踏まえた、幼児教育全般の深化充実に努め、主体的、意欲的に活動する幼児の育成を推進してまいります。 また、学びと育ちをつなぐことを目的とした幼小連携の充実を図ってまいります。 家庭との連携を図った預かり保育や保護者の子育てについての理解を深める、地域の幼児教育のセンターとしての機能を充実させた「親と子の育ちの場」となるよう努めてまいります。 また、子育て支援の取り組みである治道認定こども園も3年目を迎え、平成23年度からは、ゼロ歳から2歳児を受け入れ、幼保連携型の認定こども園としてスタートいたしました。 保育部の設立によって園児数は、3年前の開園時期の3倍となりつつあります。 治道認定こども園における未就園児保育では、ゼロ歳児から2歳児まで 100名を超す登録者があります。安心して学べる場・公立の場として、専任の保育士を配置するなど、保護者のニーズにこたえられるよう取り組んでおります。今後も、「親と子の育ちの場」が、それぞれの地域に応じた活気ある取り組みになるよう努めてまいります。 物的環境づくりにつきまして、園・学校施設は、幼児・児童・生徒が1日の大半を過ごす学習と生活の場であり、年次的、計画的に施設設備の整備を進める必要があります。厳しい財政状況ではありますが、園・学校の蛍光灯を消費電力の少ないエコ照明へ交換、放送設備の逐次改修など、施設の整備・充実に努め、安全確保と学習環境の向上を図ってまいります。 喫緊の課題であります学校給食センター片桐の新築移転につきましては、今般の社会の変化、食を取り巻く環境の変化とともに、中学校完全給食を望む声が高まったことから事業計画を見直し、新たに小学校全校に対応できる 5,500食規模の新学校給食センターの建設を進めてまいります。 また、中学校においては、平成18年度より弁当配食事業を実施してきましたが、食育の観点を踏まえた学校給食と望ましい食習慣の形成を図るため、新学校給食センター完成後に、中学校完全給食を現在の学校給食センター矢田で実施してまいります。 平成24年度は、用地を確保するため天井町地内の市有地の利用と高田町地内の土地開発公社所有地の買い戻しを行い、建築実施設計業務に着手してまいります。 近年、子供を取り巻く状況が変化する中、情報伝達の迅速化の要望にこたえて、市民を初め、家庭・学校・教育機関を結ぶメール配信システムを活用し、情報の共有化を図るとともに、小学校全児童に防犯ブザーを携帯させ、子供の安全と安心の確保に努めてまいります。 人的環境づくりを進めるために、校園長を中心に、教育目標を定め、その具現化に向けた指導体制の確立に努めてまいります。また、奈良県教育委員会等と連携しながら、教科指導・生徒指導等にかかわる校内研修を充実させ、教職員の資質の向上を図ってまいります。 また、園・学校の教育目標や教育活動の成果や課題について、自己評価と学校評議員などを活用した学校関係者評価による学校評価を実施し、結果については、学校のホームページに掲載するなど、積極的に情報発信をすることで、教育の質の保証と向上、さらに信頼される園・学校づくりに取り組み、家庭や地域との連携と協力を得ながら、かけがえのない一人一人の子供のよさを生かす、そういった教育の推進を図ってまいります。 第2に、人権教育の推進であります。 人権教育の推進につきましては、「人権教育及び人権啓発の推進に関する法律」の趣旨を踏まえ、平成18年3月に策定された「大和郡山市人権施策に関する基本計画」に基づいて、すべての人の人権が尊重される豊かな人間関係や地域社会を実現するために、諸施策の充実に努めてまいります。 その際、本計画の趣旨を十分に踏まえて、各部署間相互はもとより、関係諸団体との連携のもと、全庁を挙げて具体的推進に努めます。 また、市民一人一人が、人権問題について正しい知識を持つと同時に、自分自身の問題としてとらえ、みずから考え、対処する力を養えるよう、市民参加型の啓発活動や自主的な取り組みの支援など、総合的・効果的な取り組みを推進してまいります。 第3に、生涯学習の推進であります。 余暇の増大や社会の高齢化、情報化及び国際化の進展に伴い、生きがいや心のゆとりを大切にしようと、人々の生涯学習に対する意欲が高まっています。このような状況に対応するため、中央公民館を初め各地区公民館が地域のニーズに合った各種講座や教室を開催して、市民の文化向上や健康増進等を図るなど活力とうるおいのある公民館活動を行い、また、少年自然の家では豊かな自然環境の中で宿泊生活をともにしながら、野外活動、自然体験などを通して情操と社会性をはぐくみ、心身ともに健康な青少年を育成するなど、社会教育施設を活用した各種事業を実施してまいります。 また、大和郡山市立図書館は昨年10周年を迎えました。これまで「本と人、人と人との出会いの場」として、乳幼児から高齢者まで多くの市民に利用いただいてまいりました。 「大和郡山市子ども読書活動推進計画」も5年間の計画期間を完了し、子供たちがより身近に読書に親しむ環境を整備するための課題も見えてまいりました。 その一つとして、子供へのアプローチだけでなく、子を持つ親の世代、大人が読書に親しんでいる姿を見せることの必要性を感じました。 そこで、図書館としましては、いま一度、開館時に掲げた基本方針に立ち返り、今まで以上に図書館が、市民の生活に根差した身近な存在となるような図書館サービスを展開し、生涯学習の拠点となるように努めてまいります。 また、人々の創造性をはぐくみ、心豊かな社会の形成に寄与する文化芸術につきましても、やまと郡山城ホールを拠点として、その振興と充実に努めてまいります。 生涯学習の振興につきましては、親子のきずなを深めることを目的に、地域ボランティアと市との協働により親子祭りを開催しております。また、各小学校で子育て支援の一環として、コーディネーターを中心に、学習アドバイザー、安全管理員、地域ボランティアの方々で放課後子ども教室を自主的に運営していただいております。 また、稗田阿礼の卓越した記憶力に挑戦する記憶力大会など、さまざまな取り組みを通じて故郷を愛し、「大和郡山市に住んでよかった」と実感できる豊かなまちづくりを目指した施策を推進してまいります。 第4に、文化財保存事業の推進であります。 歴史や文化財に対する市民の関心の高まりにこたえ、市内に存在する歴史資源の保存と活用を図るために、各種の施策を実施してまいります。 歴史フォーラムや講演会、展示会を開催し、資料やリーフレットを配布するなど、歴史と文化財に触れる機会をふやし、その普及啓発に努めてまいります。 市内に数多く残る個人、地区、社寺が所蔵する古文書や古記録の所在確認調査と目録作成を行い、市史編さんのための資料収集を進めてまいります。 筒井城跡の保存と活用を図るための継続的な発掘調査、また、公共事業や民間事業に伴う事前の発掘調査を実施し、埋蔵文化財の保護に当たってまいります。 指定文化財の修理や維持管理について、所有者の負担軽減の措置を講じるとともに、防火・防犯等の啓発を行い、良好な保存と維持管理を推進してまいります。 以上が平成24年度教育行政方針の概要でございますが、教育費予算総額22億 6,916万 1,000円の予算執行に当たりまして、限られた経費で最大限の効果を上げるべく最善を期してまいります。 議員各位におかれましては、教育行政に深い御理解を賜り、より一層の御支援と御協力をお願いいたしますとともに、よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。ありがとうございました。    ─────────────────────────────────── ○議長(西川健次君) 日程第13 議案第7号から日程第29 議案第23号までの17議案を一括議題といたします。 朗読を省略し提案理由の説明を求めます。 吉村副市長。         (吉村安伸君登壇) ◎副市長兼総務部長事務取扱(吉村安伸君) それでは、ただいま上程をいただきました17議案につきまして、一括して提案の説明を申し上げます。 日程第13 議案第7号 大和郡山市印鑑条例の一部改正について御説明申し上げます。 本案につきましては、外国人登録法等の廃止及び住民基本台帳法等の一部改正により、市の区域内に住所を有する外国人等につきまして、従来の外国人登録に関する制度が廃止され、新たに外国人住民として住民基本台帳に記録されることとなりましたことから、これに伴う所要の改正を行うものでございます。 主な内容といたしましては、廃止されます外国人登録制度に関する規定を削りますとともに、外国人住民のうち一定の要件を満たす者にあっては、通称や氏名の片仮名表記等によりあらわした印鑑によっても登録ができることとするなど、外国人住民に係る印鑑の登録に関し必要な事項を定めるものでございます。また、附則におきまして、大和郡山市手数料条例の規定中、外国人登録原票記載事項証明書の交付手数料に関する事項を削るものでございます。 なお、この条例は、法律の施行に合わせまして平成24年7月9日から施行するものでございます。 日程第14 議案第8号 大和郡山市教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例の制定について御説明申し上げます。 本案につきましては、市民活動と深いつながりがあり、地域づくりの重要な要素であるスポーツ行政について、さらなる振興を図り地域活力の創出と地域振興をつなげていくため、市長部局の組織のもとで管理し執行することとするため、本条例を制定するものでございます。 主な内容でございますが、地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づき、学校体育を除くスポーツに関する事務を市長が管理、執行することを規定するとともに、事務の市長部局への移管に伴い改正が必要となります大和郡山市行政組織条例、やまと郡山城ホール条例、大和郡山市総合公園施設条例、大和郡山市西池グラウンド運動施設条例、大和郡山市立地域社会教育施設条例の5つの条例について、附則におきまして所要の改正を行うものでございます。 なお、この条例は平成24年4月1日から施行するものでございます。 日程第15 議案第9号 大和郡山認定こども園条例の一部改正について御説明申し上げます。 本案につきましては、就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律の一部改正により、同法に条項ずれが生じましたことから、その引用規定について所要の改正を行うものでございます。 なお、この条例は平成24年4月1日から施行するものでございます。 日程第16 議案第10号 大和郡山公民館条例の一部改正について御説明申し上げます。 本案につきましては、社会教育法の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。 その内容といたしましては、社会教育法におきまして、公民館運営審議会の委員の委嘱の基準について文部科学省令の基準を参酌して条例で定めることとされましたことから、これを規定するものでございます。 なお、この条例は平成24年4月1日から施行するものでございます。 日程第17 議案第11号 大和郡山市営住宅条例の一部改正について御説明申し上げます。 本案につきましては、公営住宅法等の一部改正により、公営住宅の入居者資格等に関しまして法令による規制が縮小され、その一部は条例にゆだねられることとなりましたことから、所要の改正を行うものでございます。 主な内容といたしましては、市営住宅の入居者資格のうち、法律の改正により撤廃されることとなります同居親族に関する要件を新たに規定いたしますとともに、入居者の収入基準につきまして、従前の政令による基準を踏襲して規定するほか、入居者資格の調査に関する事項の規定その他法律等の引用条項の整理等、所要の整備を行うものでございます。 なお、この条例は平成24年4月1日から施行するものでございます。 日程第18 議案第12号 大和郡山小規模改良住宅条例の一部改正について御説明申し上げます。 本案につきましては、平成10年度から施行いたしております西田中町B地区小規模住宅地区改良事業におきまして、大和郡山市西田中町 170番地1に建設しております4戸、大和郡山市西田中町 214番地1に建設しております2戸、大和郡山市西田中町 232番地3に建設しております2戸及び大和郡山市西田中町 272番地1に建設しております2戸の小規模改良住宅が完成することに伴いまして、名称、位置等を定めるものでございます。 また、先ほど議案第11号において御説明申し上げました公営住宅法等の一部改正に関連しまして、本条例が引用しております同法施行規則の規定が改正により削られることとなりましたことから、新たに市営住宅条例の相当規定を引用すべく所要の改正を行うものでございます。 なお、この条例は平成24年4月1日から施行するものでございます。 日程第19 議案第13号 大和郡山介護保険条例の一部改正について御説明申し上げます。 本案につきましては、介護保険事業計画期間の満了に伴う第5期介護保険事業計画の策定に伴い、介護保険料の改定等を行うべく所要の改正を行うものでございます。 その内容といたしましては、平成24年度から平成26年度までを事業計画の期間とする第5期介護保険事業計画に基づきまして当該期間に係る介護保険料の料率を定めますとともに、改定に伴う基準保険料が従前に比べて月額当たり 500円増の 4,700円となりますことから、低所得者層の保険料負担の軽減を図るべく保険料段階を現行の9段階から10段階へと細分化することなど、所要の事項を定めるものでございます。 なお、この条例は平成24年4月1日から施行するものでございます。 日程第20 議案第14号 大和郡山火災予防条例の一部改正について御説明申し上げます。 本案につきましては、危険物の規制に関する政令及び地方公共団体の手数料の標準に関する政令の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。 主な内容といたしましては、政令におきまして炭酸ナトリウム過酸化水素化付加物が新たに規制の対象となる危険物に加えられましたことから、附則においてその取り扱いに関する技術上の基準等について所要の事項を定めますとともに、同じく政令におきまして浮きぶたつき特定屋外タンク貯蔵所が新たに規制の対象となる危険物貯蔵施設に加えられましたことから、その設置の許可に伴う手数料について新たに規定するものでございます。 なお、この条例は平成24年7月1日から施行するものでございますが、手数料に関する規定は平成24年4月1日から施行するものでございます。 日程第21 議案第15号 平成24年度大和郡山一般会計予算について御説明申し上げます。 予算の性格並びに主要な項目については市長よりの施政方針の中で説明がございましたので、それらの事項及び経常的な経費につきましては省略させていただきまして、予算の各費目の重点的な事項につき概略の説明をさせていただき、審議の御参考に供したいと存じます。 なお、金額につきましては、比較判断を考慮し、いずれも万単位で説明させていただきますので、御了承願います。 まず第1に、平成24年度一般会計歳入歳出予算の総額をそれぞれ 280億 6,000万円と定めようとするものであります。これは前年度当初予算と比較しますと、率にして 2.5%、金額にいたしますと7億 2,000万円の減となっております。 なお、この 280億 6,000万円の内訳につきましては、後ほど予算書に沿って各款別に御説明いたします。 第2に、債務負担行為についてでありますが、各事業及び土地開発公社に新たに取得依頼された用地の買い戻しの期間及び限度額を定めるものでございます。 また、土地開発公社の金融機関からの融資に対する債務保証の限度額を、本年度は72億円とするものでございます。 第3に、地方債でございますが、これは歳出予算に計上しました諸事業に対する充当財源及び通常収支の不足分を補うため、臨時財政対策債の発行を予定しております。 第4に、一時借入金でございます。借り入れの最高限度額を前年度と同額の60億円とするものでございます。 それでは、歳出から順次、項目別に重要な部分について御説明いたします。 第1款 議会費は3億 8,610万円で、前年度と比較して 5,675万円の増となっております。これは、地方議会議員年金制度廃止に伴い議員共済会負担金が 6,629万円の増となったものが主な要因です。 第2款 総務費は総額34億 5,977万円で、前年度と比較して9億 4,944万円の減となっております。これは主に、これまで教育費にて計上しておりました社会教育会館運営費、体育振興費及び体育施設費を新たにスポーツ振興費として科目振りかえしたことにより1億 2,431万円の増となった反面、財産管理費において国道24号線沿線用地買い戻し事業10億 160万円がなくなり、また、諸費において土地開発公社利子が 6,283万円の減となったためでございます。 第3款 民生費は 109億 3,620万円で、前年度と比較して 5,659万円の減となっております。これは、後期高齢者医療費が 5,945万円、障害者自立支援等給付費が1億 4,818万円、生活保護費が1億 1,097万円のそれぞれ増となった反面、新年度より子ども手当が児童手当に変わることに伴い、児童措置費が4億 479万円の減となることが主な要因でございます。 第4款 衛生費は21億 7,708万円で、前年度と比較して 4,022万円の増となっております。これは主に、環境衛生費において清浄会館進入路整備事業が 7,649万円の減となった反面、保健衛生総務費において、昨年度計上しました水道事業からの繰入金に対する新年度返済分としまして水道事業繰出金1億 600万円を新たに計上したためでございます。 第5款 労働費は 2,206万円で、前年度と比較して 790万円の減となっております。 第6款 農林水産業費は2億 3,655万円で、前年度と比較して 2,865万円の増となっております。これは、農業振興費において経営体育成支援事業助成金 1,500万円を新たに計上し、農地費において土地改良工事費が 1,005万円の増となったのが主な要因でございます。 第7款 商工費は1億 5,366万円で、前年度と比較して 2,767万円の減となっております。 第8款 土木費は33億 9,026万円で、前年度と比較して1億 1,254万円の増となっております。これは、都市計画総務費において下水道事業繰出金が 6,000万円の減となり、近鉄九条駅周辺整備費 5,200万円がなくなった反面、城廻り線街路事業費が 4,425万円、公園費が 4,104万円、また公営住宅建設費が南谷及び霞ヶ丘建てかえ団地建設事業費の増加により1億 5,615万円の増となったものが主な要因です。 第9款 消防費は7億 3,101万円で、前年度と比較して 1,846万円の増となっております。これは主に、矢田分団の詰所及び納庫の建てかえ費用 1,984万円を新たに計上したためでございます。 第10款 教育費は総額22億 6,916万円で、前年度と比較して 641万円の増となっております。これは、予算科目を振りかえたことにより社会教育会館運営費 1,078万円、体育振興費 1,787万円、体育施設費 8,967万円がそれぞれなくなった反面、学校給食共同調理場建設費1億 9,752万円を新たに計上したものが主な要因でございます。 第11款 災害復旧費は、前年度と同額の 2,000万円を計上しております。 第12款 公債費は42億 4,818万円で、前年度より 5,856万円の増となっております。 第13款 予備費は、前年度と同額の 3,000万円を計上いたしております。 次に、歳入関係の説明を申し上げます。 第1款 市税の総額は 119億 7,342万円と見込み、前年度より 9,159万円の減額となっております。その内訳といたしまして、法人市民税で1億 4,852万円の増を見込むものの、固定資産税が3年に一度の評価替えの影響で1億 3,703万円、また市たばこ税がたばこの消費量の減少により 8,019万円、それぞれ減となっております。 第2款 地方譲与税は2億 400万円と見込み、前年度に比べ 400万円の減となっております。 第3款 利子割交付金は 3,900万円を見込み、前年度に比べ 300万円の増となっております。 第4款 配当割交付金は 4,400万円を見込み、前年度に比べ 400万円の増となっております。 第5款 株式等譲渡所得割交付金につきましては 1,100万円を見込み、前年度に比べまして 100万円の減となっております。 第6款 地方消費税交付金は8億 3,000万円と見込み、前年度に比べ 2,000万円の増となっております。 第7款 ゴルフ場利用税交付金は、前年度と同額の 350万円を見込んでおります。 第8款 自動車取得税交付金は 5,900万円と見込み、前年度に比べ 400万円の増となっております。 第9款 地方特例交付金は 4,900万円を見込んでおり、前年度に比べ 9,900万円の減となっております。 第10款 地方交付税は、普通交付税で42億 5,100万円、特別交付税で5億 3,000万円、合わせて47億 8,100万円を計上いたしております。 第11款 交通安全対策特別交付金は 1,600万円と見込み、前年度に比べ 100万円の減となっております。 以上の歳入につきまして、経済情勢、前年度の実績及び地方財政計画等を勘案の上、見積もり算定しております。 第12款 分担金及び負担金は総額4億 1,614万円を見込んでおり、前年度と比較して22万円の増となっております。 第13款 使用料及び手数料は総額5億 5,595万円で、前年度と比較して 1,701万円の増となっております。これは、じんかい処理手数料で 2,218万円増となることが主な要因でございます。 第14款 国庫支出金は総額45億 1,269万円で、前年度と比較して1億 9,590万円の減となっております。これは、生活保護費等負担金で 7,932万円、社会資本整備総合交付金で 9,275万円がそれぞれ増となるとともに、児童手当負担金8億 5,135万円を新規計上しました反面、子ども手当負担金が13億 2,090万円の減となったことが主な要因でございます。 第15款 県支出金は15億 9,124万円で、前年度と比較して 1,134万円の増となっております。これは、子ども手当負担金で1億 5,824万円、ワクチン接種緊急促進臨時特例交付金で 1,619万円の減となったのに加え知事選挙及び県議会議員選挙費委託金 2,600万円がなくなった反面、児童手当負担金1億 8,826万円、農業体質強化基盤整備促進事業補助金 1,980万円をそれぞれ新規計上したことが主な要因でございます。 第16款 財産収入は 8,106万円で、前年度と比較しますと 2,080万円の増となっております。これは、小規模住宅地区改良事業自力建設等用地売払収入 2,988万円を新たに計上したことが主な要因でございます。 第17款 寄附金につきましては80万円を見込んでおります。 第18款 繰入金は3億 2,660万円で、前年度と比較しますと6億 7,469万円の減となっております。これは、主に財政調整基金繰入金1億 3,200万円、土地開発基金繰入金1億 301万円、都市計画事業整備基金繰入金 8,263万円をそれぞれ新規計上した反面、水道事業会計繰入金10億円がなくなったためでございます。 第19款 諸収入は総額2億 1,501万円で、前年度と比較して 1,779万円の減となっております。 第20款 市債は総額23億 5,060万円を見込み、前年度より 9.6%、金額にして2億 680万円の増となっております。これは、清浄会館整備事業債 5,680万円、近鉄九条駅周辺整備事業債 4,680万円がそれぞれなくなった反面、公営住宅整備事業債で 4,620万円の増となり、学校給食施設建設事業債1億 8,510万円を新たに計上したことが主な要因でございます。 これら歳入の各款につきましては、それぞれ歳出の経費に対応する財源として所要の額を計上したものでございます。 以上をもちまして、まことに概略ではございますが、平成24年度一般会計予算についての説明を終わらせていただきます。 続きまして、各特別会計でございます。 日程第22 議案第16号 平成24年度大和郡山国民健康保険事業特別会計予算につきましては、歳入歳出予算の総額をそれぞれ 103億 8,287万 4,000円と定めようとするものでございます。前年度当初予算に対し 4.4%、金額にして4億 4,104万 5,000円の増となっております。 日程第23 議案第17号 平成24年度大和郡山住宅新築資金等貸付事業特別会計予算につきましては、平成13年度をもって貸付制度が終了したことに伴い、起債償還に伴うもののみとして総額 1,658万 7,000円の予算を計上しております。 日程第24 議案第18号 平成24年度大和郡山公園墓地事業特別会計予算につきましては、歳入歳出予算の総額をそれぞれ 718万 4,000円と定めるものでございます。 日程第25 議案第19号 平成24年度大和郡山介護保険事業特別会計予算につきましては、歳入歳出予算の総額をそれぞれ57億 8,049万 6,000円と定めるものでございます。前年度当初予算に対しまして 5.8%、金額にしまして3億 1,541万 4,000円の増となっております。 日程第26 議案第20号 平成24年度大和郡山介護サービス事業特別会計予算につきましては、歳入歳出予算の総額をそれぞれ 1,931万 8,000円と定めるものでございます。 日程第27 議案第21号 平成24年度大和郡山後期高齢者医療事業特別会計予算につきましては、歳入歳出予算の総額をそれぞれ9億 3,709万 4,000円と定めるものでございます。 続きまして、各公営企業会計でございます。 日程第28 議案第22号 平成24年度大和郡山水道事業会計予算につきましては、収益的収入は前年度対比 6.5%減の22億 2,673万 1,000円となっております。これに対し、収益的支出は前年度対比 5.6%減の21億 9,474万 3,000円を計上しており、これから予備費及び消費税支出を抜きますと、当期純損益は 2,827万 2,000円の黒字と予想しております。 一方、資本的収支につきましては、前年度と比較して収入は28.3%減の4億 3,588万 6,000円、支出は76.3%減の4億 4,889万 3,000円となりました。その結果、収入が支出に対して不足する額は 1,300万 7,000円となっております。これは消費税資本的収支調整額等で補てんする予定であります。 新年度の主な事業といたしましては、昭和浄水場監視制御システム更新工事や総延長約 3,680メートルの配水管布設がえ事業等を予定しております。 最後に、日程第29 議案第23号です。平成24年度大和郡山下水道事業会計予算につきまして、収益的収入は前年度対比 4.9%減の21億 8,240万 8,000円となっております。これに対し、収益的支出は前年度対比 0.5%減の22億 8,893万 8,000円を計上しており、これから予備費及び消費税支出を抜きますと、当期純損益は 9,409万 2,000円の赤字と予想しております。 一方、資本的収支につきましては、前年度と比較して収入は 5.6%減の18億 902万円、支出は 8.9%減の23億 6,379万 7,000円となりました。その結果、収入が支出に対して不足する額は5億 5,477万 7,000円となっております。これは損益勘定留保資金等で補てんする予定であります。 新年度の主な事業といたしましては、平和団地、千日町、矢田山町を初め市内10工区において延長約 3,439メートルの管渠整備工事を予定しており、普及率は平成23年度末予定の90.2%から92.0%になる見込みであります。 以上をもちまして、条例改正、また平成24年度一般会計及び6特別会計並びに水道事業及び下水道事業会計当初予算の提案の説明を終わらせていただきます。何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(西川健次君) ただいま提案理由の説明が終わりました。 本日の会議はこの程度にとどめ、これをもって散会いたします。 明2日は、議案熟読のため、休会いたします。 次回は3月5日午前10時より会議を開きます。 本日はどうも御苦労さまでした。                  午前11時52分 散会...